「歯石」の基礎知識
「歯石」は歯垢が石灰化したもの。表面が凸凹しているので細菌がつきやすく、むし歯や歯周病などのリスクが高まります。「つきやすい場所」は、「下の前歯の裏側」や「上の奥歯の外側」。歯垢は歯みがきでは落とせないので、日頃から付きやすい場所を意識して歯みがきし、原因となる歯垢をしっかり除去することが大切です。
「歯石」は歯垢が石灰化したもの。表面が凸凹しているので細菌がつきやすく、むし歯や歯周病などのリスクが高まります。「つきやすい場所」は、「下の前歯の裏側」や「上の奥歯の外側」。歯垢は歯みがきでは落とせないので、日頃から付きやすい場所を意識して歯みがきし、原因となる歯垢をしっかり除去することが大切です。
ハブラシの使い分けは、健康な歯と歯ぐきを保つためにもおすすめ。「朝はワイドヘッドで手早く、夜はコンパクトヘッドで隅々まで」「細かい部分をみがく時は、タフトブラシを」「職場用はキレイな色で携帯しやすいもの」など、シーンや目的に合わせてハブラシを選んでいる人も。マネしたくなる使い分けアイデアが大集合!
赤ちゃんは「歯が生え始めたら」歯みがきスタート。まずはハブラシでやさしく触れて、抵抗感をなくすことから始めましょう。自分でスプーンが持てるようになったら、ハブラシを持たせて。ブクブクうがいができるようになったら、むし歯予防効果のある「フッ素入りハミガキ」を使いましょう。最初は「切ったつめ程度」の少量でOK!
液体オーラルケア製品には、ブラッシングが必要な「デンタルリンス」と口をすすぐだけでいい「マウスウォッシュ」の2種類があります。製品により効果が異なるので、買う前に製品の裏面をチェックし、目的に合ったもので自分の好みの香味やタイプを選んで下さい。適量を口に含み、全体に行き渡るように使用するのがポイントです。
子どもの歯みがき中にヒヤリとした経験はありませんか?東京都のアンケート調査では、親が目を離したすきに自宅の居間で転んでヒヤリとした例が一番多いという結果に。子どもの年齢が低いほど事故の割合が高いという報告もあります。小さな子どもは座って歯みがきをさせ、歯みがき中は、親がそばで見守ってあげましょう。
自分でみがく「歯みがき習慣」は、小さい頃から身につけさせることが大切。歯が生える前から、ハブラシや指が口に入る感覚を覚えさせて少しずつ慣らし、1歳頃にまずハブラシを持たせてみて。その後は、年齢とともにステップアップさせていきましょう。自分ひとりでみがけるようになるまで、親は「仕上げみがき」でサポートを。
健康な歯で噛めることは、人生100年時代を支える大きな柱にもなります。歯が少なく、入れ歯も入れない高齢者は、認知症発症リスクや転倒リスクが高まるという研究報告があります。今ある歯を1本でも多く残すには、日常のセルフケアや歯医者さんでのケアなど4つのポイントが。お口の健康も体の健康同様、予防が大事です。
歯垢(プラーク)の正体は、食べかすではなく「細菌のかたまり」。歯の表面に強く付着しているので、水でブクブクうがいをしただけでは取り除けません。歯垢は放っておくとむし歯や歯周病、口臭の原因になるので、ていねいなブラッシングに加え、ハミガキや歯間清掃用具を上手に使って、しっかり取り除きましょう。
むし歯は「歯垢」の中の菌がつくる"酸"によって歯が溶ける病気。口の中にはいろいろな種類の菌がいて、酸を出す菌もたくさんいるのに、なぜ「ミュータンス菌」は「むし歯菌」と呼ばれているのでしょうか。その理由の1つが「歯面に強く付着して、歯垢を作りやすい」から。歯垢分解酵素を配合した製品でむし歯を予防しましょう。
「予防歯科」とは、むし歯などになってからの「治療」ではなく、なる前の「予防」を大切にする考え方。歯科医院でのプロケアと、その指導に基づいたセルフケアの実践が大切。セルフケアのポイントは、「歯垢を残さず落とす」「フッ素を口の中に残す」「細菌を増やさない」の3つ。生涯健康な歯でいるために、予防歯科を始めましょう。