歯を強くみがきすぎていない?オーバーブラッシングの悪影響と適切な力加減
「きちんと歯をみがこう!」という意識が高い人ほど強くみがく傾向があり、力を入れ過ぎる「オーバーブラッシング」にならないよう注意が必要!強い力でみがくと歯や歯ぐきを傷つけたり、歯垢が効果的に落ちないことがあります。正しい方法は、毛先が開かない程度の軽い力でみがくこと。お口の状態に合わせたハブラシ選びも大切です。
「きちんと歯をみがこう!」という意識が高い人ほど強くみがく傾向があり、力を入れ過ぎる「オーバーブラッシング」にならないよう注意が必要!強い力でみがくと歯や歯ぐきを傷つけたり、歯垢が効果的に落ちないことがあります。正しい方法は、毛先が開かない程度の軽い力でみがくこと。お口の状態に合わせたハブラシ選びも大切です。
知覚過敏とは、むし歯もないのに冷たいものやハブラシの刺激がしみたり痛い状態。歯の内側の象牙質が露出して、内部の神経に外の刺激が伝わりやすくなることで起こります。象牙質が露出する原因は、加齢や歯周病、不適切なブラッシングによる歯ぐき下がりのほか、病気以外で歯の一部が損傷する「tooth wear」等です。
歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)にできた歯垢(プラーク)は生きた細菌のかたまりで、歯周病の原因になります。歯周ポケットのプラーク対策には、超極細毛のハブラシが有効。プラークに浸透・殺菌する薬用成分配合のハミガキやデンタルリンスもあります。また、定期的に歯科医院を受診し、プロのケアを受けましょう。
歯周病の原因は、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)にできた歯垢。予防には、歯周ポケットを清潔に保つことが大切です。歯周病予防のハミガキと極細毛のハブラシで、歯と歯ぐきの境目を重点的にブラッシングしましょう。歯間清掃用具も合わせて使うと良いでしょう。定期的に歯科医院で歯ぐきをチェックすることも大切です。
若いと思える20~30代ですが、実は歯ぐきの衰えが始まる時期です。しかし、日本歯科医師会の調査では、歯科健診や歯科医院でのチェックは若い世代で受診率が低いのが実情です。この時期は若さに任せてついつい無理をしてしまいがちですが、歯周病予防の3つのポイントを知って、20~30代から歯ぐきの健康を保ちましょう。
「歯周病は全身の健康にも関係がある」ことをご存じですか?実は、歯周病菌や菌由来の毒素が血液の中に入って体内に運ばれ、全身の健康にも影響を与えることが報告されています。また、歯周病の予防がメタボ予防にもつながる可能性を示唆する研究も報告されています。歯ぐきの病気と軽く考えず、毎日のお口のケアを大切に。
「歯周病」は、歯と歯ぐきの隙間の「歯周ポケット」にたまった「歯垢」から出る毒素などによって、歯周組織に炎症が起こる病気の総称。歯石の付着や歯並びの悪さ、生活習慣もリスクファクターになります。ケアには、歯周ポケットのブラッシングや歯と歯の間の清掃、デンタルリンスの使用のほか、生活習慣の見直しを。
矯正中は、装置周辺に汚れがたまりやすく、ケアもしにくいもの。「食べたらみがく」を習慣にし、みがけているか鏡で見ながらみがきしましょう。装置周り、歯など各部位に毛先をきちんと当てて小刻みにブラッシングし、タフトブラシやデンタルフロス、歯間ブラシ等の活用も必須。ハミガキはフッ素配合のものがおすすめです。
みがきにくい奥歯は、むし歯や歯周病のリスクが高い場所。奥歯をみがく時も「歯みがきの基本」は同じ。ただし、奥歯の頬側をみがく時には口を閉じ気味に、舌側をみがく時には歯の並びと平行になるようにハブラシを入れるなど、毛先をキチンと歯にあてる工夫が必要です。ハブラシはヘッドが小さく薄いタイプがおすすめです。
奥歯は前歯よりも失う割合が高い、という報告があり、むし歯や歯周病リスクに特に気をつけたい部位。奥歯のケアには、ヘッドの厚みが薄く、ネックが細いハブラシがおすすめです。みがきにくい奥歯の奥や頬側にも毛先が届きやすいのがポイント。奥歯にきちんと毛先が届くことで、歯垢除去率も高まることが確認されています。