就寝前の簡単「フッ素ケア」でむし歯のリスクを減らそう!
就寝中は唾液が減少するので「むし歯のリスク」が高まります。しかし、「フッ素」が唾液で流されにくく、口の中に残りやすくなるので、再石灰化を促進させるためには良い条件です。むし歯になりやすいと感じている方、特に初期むし歯がある方は、普段の歯みがき習慣に就寝前の「フッ素ケア」をプラスしてみませんか?
就寝中は唾液が減少するので「むし歯のリスク」が高まります。しかし、「フッ素」が唾液で流されにくく、口の中に残りやすくなるので、再石灰化を促進させるためには良い条件です。むし歯になりやすいと感じている方、特に初期むし歯がある方は、普段の歯みがき習慣に就寝前の「フッ素ケア」をプラスしてみませんか?
「歯並びの悪いところ」や「奥歯の奥」はハブラシの毛先が届きにくく、歯垢が残りやすい部分。ピンポイントで毛先が届く「タフトブラシ」の使用がおすすめです。ハブラシでブラッシングしたあと、みがき残しをチェックしたら、鏡で確認しながらタフトブラシを使います。うまく使用できないときは歯科医院に相談を。
「歯並びが悪いところ」など、みがき残しが多い部分には、ヘッドが小さく、毛束が一つでできている「タフトブラシ」を使うのがおすすめです。就寝中は口の中の細菌が増殖しやすいので、特に就寝前にみがき残しを少なくすることが大切。ハブラシ、タフトブラシ、歯間清掃用具の3ステップで歯垢を残さず落としましょう。
毎日、丁寧に歯みがきしているつもりでも、みがき残しやすいところには歯石や着色汚れ(ステイン)がついてしまうこともあります。一旦固着してしまうと、歯みがきで取り除くことが困難に。歯科医院では歯石除去はもちろん、着色汚れもキレイにしてくれるので、年2~3回は定期的な健診やプロのケアを受けましょう。
「予防歯科」とは、むし歯などにかかってからの「治療」ではなく、「かかる前」の「予防」を大切にする考え方です。歯科医院などでの定期的な健診などを通じて「プロケア(プロフェッショナルケア)」を受けることと、歯科専門家の指導に基づいて自分自身で行う「セルフケア」の両方で積極的に健康な歯を守ることが大切です。
歯の汚れには、細菌のかたまりである「歯垢」、歯垢が石灰化した「歯石」、食べ物の色素やタバコのヤニによる「着色汚れ」などがあります。歯垢を分解する酵素や、着色汚れを浮かす成分などを配合した「ハミガキ」を使ってブラッシングすれば、効率良く歯垢や着色汚れの除去ができます。歯石は歯科医院で取ってもらいましょう。
ハミガキに配合されているフッ素は、歯みがきをしたあとも口の中に残り、少しずつ唾液と混ざり合って効果を発揮します。フッ素の効果を高めるため、すすぎの方法にも気を配りましょう。適量のハミガキで歯をみがいたら、ハミガキをしっかり吐き出して、その後少量の水を含んで5秒ほどブクブクとすすぎましょう。すすぎは1回がおすすめです。
歯の象牙質とエナメル質の色味には、生まれつき個人差があります。そこに、コーヒーなどによる着色汚れなどが加わり、見た目に違いがでてきます。着色汚れは歯みがきで落とすことができますが、時間の経過とともに歯に強く固着して落ちにくくなります。落ちなくなる前に、毎日の歯みがきで着色汚れを落としましょう。
いつも何気なく使っている「ハミガキ」は、どのような「成分」でつくられているのでしょうか?効果・効能を発揮する薬用成分のほかにも、口の中の汚れを洗浄したり、使用感や香味を良くしたりする、様々な働きを持つ成分が使われています。どのような成分が、どのような働きをするのか、詳しく見ていきましょう。
「むし歯」というと、子どもの歯にばかり注意が向きがちですが、露出した歯の根の部分にできる根面むし歯や、治療で詰めたものの周囲にできる二次むし歯など、「大人ならではのむし歯」があります。「最近、歯ぐきが下がってきた」「以前に治した歯のケアがおろそかになっている」と思う方は「大人のむし歯」にも注意が必要です。